ポケトーク(POCKETALK)はご存知でしょうか?
最初に機械で言語を選び、ボタンを押しながら機械に向かって話すと、選択した言語に翻訳し、音声で話してくれる優れものです。
本当にすごい開発だなと思いますが、実際、海外旅行に必要なのでしょうか?
今回は実際に海外で使ってみてどうだったかをお伝えします。
結論
あると便利だが、まだ海外では使いにくい。
※「まだ」がポイントです
と、そう思いました。では、どうしてそう思ったか詳しくご説明していきます。
まずは、ポケトークの使い方
- 言語を選ぶ(表示されている言語部分を押し、リストの中から選ぶだけ)
- ボタンを押しながらその言語で話す
- ボタンから手を離すとポケトークが翻訳してくれる!
これだけです。本当に簡単で便利。難しい内容でも相手が分かるように翻訳してくれます。
ちなみに、ポケトークで話した内容はほぼすべて現地の人に理解してもらえました。
ただ、翻訳の精度的には、「言いたいことは分かるけどちょっと違う」というレベルだそうです。(イタリア人の人が、そう言っていました)
通信方法は2種類
ポケトークはインターネットに繋がっていないと使うことができません。
インターネットにつなぐ方法は2つ。「SIMカード」か「Wi-Fi」です。
ポケトークは「SIMカード」と「Wi-Fi」両方が使えるものと、「Wi-Fi」だけしか使えないものの、2種類があります。
SIMカード&Wi-Fi版は公式サイトで「¥29,880 」
Wi-Fiがなくても通信ができるので、海外で突然使いたい!となった時にもWi-Fi探さずにその場で使えます。
Wi-Fiだけの物は「¥24,880」
Wi-Fiに繋がっている時だけ使用ができます。
ちなみに海外に持っていくならおすすめはSIMカード版ですね。
そもそも、ポケトークを使う時は、目の前に話したい相手がいるのです。
そんな時に、Wi-Fi見つけて、設定して…なんてやっていると、待っている方にも迷惑ですし、自分も焦ってしまいますよね。
なぜ海外で使いづらいと思ったか
ここから本題です。
なぜ、ポケトークが海外で使いづらいと思ったかをお伝えします。
① 認知されていない
ポケトークを使って質問⇒答えをポケトークに向かって話してもらえればOK!のはずなんですが、ポケトークを向けて「話して」というジェスチャーをしてみると…
現地の人はポケトークを見つめて「?これなに?」って顔だけして話してくれない…。ただ、しゃべってほしいだけなのに…。
これは、クロアチア・スペイン・モルディブでの話になります。
「ポケトーク」=「翻訳機」ということを知らない人が多すぎるのです。
結局、「知ってる単語」+「ジェスチャー」+「プリーズ」で乗り切ることが多かったです。
② ネット環境の弱い場所では繋がらなくなる
スマートフォンも同じですが、ネット環境が弱い場所(山の中や、島など)はやはり使えなくなってしまいます。
現地の人に話しかけ、質問をしようとしていたのに、ポケトークが思い通りに動いてくれない…ということが多々ありました。
海外でどこでもネット環境が強くなれば安心して使えるようになるんですが…
もっと使いやすくなるまで待機
お伝えした内容でも分かるように、ポケトーク自体というよりは外部要因で使いづらくなってしまっています。
なので、今後、海外でポケトークの認知度が上がり、ネット環境もどんどん良くなれば、非常に使いやすいものになっていくと思います。
なので「 まだ海外では使いづらい」という表現をしました。
おまけ
ポケトーク自体は本当に高性能で、翻訳レベルも高いです。
また、ポケトークは会話を残しておき、履歴機能がありますが、これは本当に便利です。
私はもっぱら、質問したくなりそうなこと(例えば、おすすめの魚料理は?とか、地下鉄の入り口はどこにありますか?などなど)を先に翻訳して入れておき、実際に必要になった時にその翻訳を見せる。という使い方をしていました。
残した履歴には日本語も合わせて表示されていますし、履歴を押すことでもう一度発声してくれるます。
小さな文字が見づらいようであれば、翻訳を発声させることで伝えることができました。
これだけでも助けられた場面が多々あったので、海外旅行に必須ではないですが、あると安心できるものではあります。
なんだかんだ言っても、使える場面は多いので、不安を減らして楽しい旅行にしたい方は、持って行っても損はしないと思います。
皆様の旅のご参考になればと思います。
コメントを残す