こんにちは。うめです。
HTMLで書いたテキストの下に下線を引きたいな。と思ったことはありませんか?ここでは、いろいろなデザインの下線とその書き方をご紹介します。コピペですぐに貼れるようにしたので、ぜひ使ってみてください。
また、各プロパティと値の一覧もページ下に載せましたので、そちらが見たい方はこちらからページ内移動してください。→各プロパティと値の一覧まで移動
文字にデザインを指定する方法2つ
文字に下線を引く方法は大きく2つ。
- HTMLに書いたテキスト要素に直接書く
- クラス(class)を使ってcssで装飾する方法
①HTMLに書いたテキスト要素に直接書く
まずは見本をご紹介しますね。
<p>本日の天気は晴天。<span style="text-decoration:underline">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
上記がどのように見えるかと言いますと、こちらです。↓↓
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
これは何をしているかと言いますと、
「さわやかな秋風」というテキストの前後を「span」タグで囲み、
そのタグに直接、下線のスタイルである「text-decoration:underline」を指定しています。
後述もしますが、ここに「text-decoration:underline」の「underline」部分を「overline」にすると上線が、引けますし、「line-through」にすると取り消し線が引けます。
こんな感じです♪
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
ですが、この方法を使うと、どんどんソースコードが長くなってしまいますし、線を引きたいところを毎回「span」で囲って、スタイル指定して…となって、面倒ですよねー。なので、この後ご説明します、「classを使ってcssで装飾する方法」がおすすめです。
②クラス(class)を使ってcssで装飾する方法
では、次はclassを使ってcssのスタイルで装飾する方法です。この方法は一度書いたCSSをあちこちで使い回しできるのでとっても便利なんです!おすすめ。
まずは見本をご紹介します。
HTMLにこんな風に書いて↓
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSにこんな風に書くと↓
.line{
text-decoration:underline;
}
こんな風に表示されます↓
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
そして、この「line」というクラスは同じHTML内でも、違うページのHTMLでも、指定すると同じ下線を引いてくれます。すごく便利。
もし、そもそもCSSのデザイン反映方法がいろいろあってよくわからない!という方がいらっしゃいましたら、こちらで詳しく解説していますので、ご参考までに♪→【CSS疑問解決】CSSってどこに書くの?HTMLにCSSを反映させる3つの方法
文字に下線を引くプロパティ3種類をご紹介
下線を引くために使うプロパティは3つあります。
- text-decoration
- border-bottom
- background
この3種類。それぞれに値を入れることで色々な下線を表現ですます。
プロパティとは?と疑問に思われた方もいるはず…。CSSは「何を」と「どうするのか」という組み合わせで出来ているんです。
例えば先ほどのこちら↓
.line{
text-decoration:underline;
}
「text-decoration」の部分が「何を」にあたり、「underline」の部分が「どうするのか」になります。
上の例ですと、「テキストのデコレーション(text-decoration)」を「下線( underline )」にします!と指示しています。
この「何を」部分が3種類あるので、それをご紹介したという訳なんです。
ここまでは前置きでしたが、ここからコピペOKの下線の書き方をご紹介していきます。
一本線を引く
text-decorationで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="text-decoration:underline solid #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
text-decoration:underline solid #000;
}
「text-decoration」とは文字装飾のプロパティです。「underline」はその名の通り、下線で、「solid」は線の種類。「#000」は線の色を指定できます。
border-bottomで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="border-bottom:1px solid #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
border-bottom:1px solid #000;
}
boderとは要素に枠線を付けるプロパティです。このbordeにbottomを付けて、「border-bottom」にすると要素に下線を書くことができるようになります。
値となっている「1px solid #000」では、1px部分は線の太さ、solidは線の種類、#000は線の色を指定しています。
二重線
text-decorationで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="text-decoration:underline double #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
text-decoration:underline double #000;
}
text-decorationプロパティのsolidを「double」に書き換えた形です。
border-bottomで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="border-bottom:4px double #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
border-bottom:4px double #000;
}
ここでのポイントは、線を太めにすることです。この太さは2本合わせた太さになっているので、1pxにしてしまうと1本線になってしまうので要注意!
点線
text-decorationで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="text-decoration:underline dotted #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
text-decoration:underline dotted #000;
}
text-decorationプロパティのsolidを「dotted」に書き換えた形です。
border-bottomで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="border-bottom:2px dotted #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
border-bottom:2px dotted #000;
}
破線
text-decorationで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="text-decoration:underline dashed #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
text-decoration:underline dashed #000;
}
text-decorationプロパティのsolidを「dotted」に書き換えた形です。
border-bottomで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="border-bottom:2px dashed #000;">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
border-bottom:2px dashed #000;
}
蛍光マーカー
最後は蛍光マーカー風の線を文字下に書く方法です。こちらは「background」という、要素の背景を指定するプロパティで設定できます。
border-bottomで引く
完成見本
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
HTMLに直書き方法
<p>本日の天気は晴天。<span style="background: linear-gradient(transparent 50%, #fcee21 0%);">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
class指定方法
HTMLの書き方
<p>本日の天気は晴天。<span class="line">さわやかな秋風</span>が気持ち良い</p>
CSSの書き方
.line{
background: linear-gradient(transparent 50%, #fcee21 0%);
}
linear-gradient(transparent 色を付けたくない大きさ,マーカーの色 0% );
という形で設定すると、背景に2色グラデーションが設定できます。
色を付けたくない大きさは、テキストの上から何%のあたりまで色を付けたくないよ~という意味になります。
70%にすると、文字の下30%に色が付きますし、0%にすると文字全体に色が付きます。
70%の場合:
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
0%の場合:
本日の天気は晴天。さわやかな秋風が気持ち良い
各プロパティと値の一覧
いかがでしたでしょうか。最後に各プロパティと値の一覧も載せましたので、参考にして頂けると嬉しいです。
text-decorationで使用 -線の位置-
プロパティ | 値 | こうなる |
---|---|---|
text-decoration | none | 線なし |
line-through | 取り消し線 | |
underline | 下線 | |
overline | 上線 |
text-decoration・border-bottom両方で使用 -線の種類-
プロパティ | 値 | こうなる |
---|---|---|
text-decoration border-bottom | solid | 1本線 |
double | 二重線 | |
dotted | 点線 | |
dashed | 破線 |